「建築」には、わたしが好きな空間デザインのぜんぶがつまっています。
内装、間取り、インテリア、小物、アート、デザイン。大学の4年間、住環境(住空間)についてじぶんなりに探究しました。とても楽しかった。
いまは、わたしと家族が居心地よく暮らすことばかり考えて、住まいづくりをしています。たいしてなんの役にも立たないことですが、小さな幸せを感じます。
インテリアの雑誌もよく読みます。石井佳苗さんの『Heima』からお気に入りのフレーズをひとつ。
「窓から緑」は必須条件
窓からの景色をどう見たいかによって、私の住まいづくりは始まります。
石井佳苗 『Heima』 扶桑社 2022年
わたしも住まいづくりに対して、石井さんと同じような考えをもっています。
今の家の決め手は、ベランダのほどよい広さと日当たりの良さでした。ベランダで木や花、野菜を育てたり、向こうに見える木々を楽しむためにテーブルセットを置いたり。仕事をしていても、読書をしていても、ふと顔を上げれば緑の景色を楽しむことができます。
庭付き一戸建てのほうがよかったんじゃないの?そう言われることもありますが、少し考えて、やっぱり今の家が好きだと思いました。
イメージしているのは、コンクリートジャングルの屋上庭園。無機物と有機物、2つの物質の素材の対比から生まれる景色におもしろみを感じます。
そして、わたしは模様替えが大好きです。狭い空間でじぶんなりに工夫して暮らすのが楽しい。
好きを集めているうちに、いまの住まいができてしまった。
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