
1.プロジェクト概要
「わたしサイズ相談ひろば」と「家族交流会」の認知を広げるためのチラシとポスターの制作。福祉や支援につながる前段階にいる方やご家族に向けて、まず存在を知ってもらい、相談や交流の場への心理的ハードルを下げることを目的としました。
2.目的・課題
- 対象者にまず知ってもらうことが最優先
- 悩みが整理されていない段階でも来ていいと伝える必要がある
- 相談と交流の両方の役割をわかりやすく伝えたい
- 紙媒体からLINEへの導線をつくりたい
- クライアントの意図とすり合わせを重ね、役割に応じた情報設計を行う必要があった
3.提案した解決策・アプローチ
- ヒアリングを重ね、対象者や利用シーンの解像度をそろえる
- ポスターとチラシで役割を分けて設計
- ポスターは遠目での認知と安心感を優先し、情報を絞る
- チラシは手元で読む前提で、対象者や内容を整理して掲載
- 「安心→共感→理解→行動」の流れで構成
- LINEを中心とした導線設計に統一
- 未整理な状態でも受け取れる言葉に調整
4.デザインのポイント
全体として、強く訴えるのではなく、少し力を抜いた空気で受け取れるように整えました。ポスターでは、まず安心して見てもらえることを優先し、背景は具体的なモチーフを持たせず、やわらかいにじみで空気をつくっています。
イラストや写真は、相談ひろばは一対一の対話、家族交流会は輪になっている場の様子とし、それぞれの場の違いが直感的に伝わるように使い分けました。写真は実際の場の雰囲気が伝わるように配置し、イラストとの役割が重ならないように調整しています。
チラシはフラットに情報を整理し、ポスターは少し奥行きを持たせることで、見る距離や接触時間に応じた見え方の差をつくっています。
5.制作過程
- ヒアリング内容から対象者像と利用シーンを整理
- 言葉やトーンについてクライアントと丁寧にすり合わせを行う
- チラシの構成を先に固め、情報の優先順位を明確化
- ポスターはその構成をもとに、情報を削ぎながら再設計
- コピーは説明的になりすぎないよう調整を重ねる
- イラストはラフ作成後に生成ツールで仕上げ
- 印刷を想定し、最終的な色味を調整
6.制作後の展開
ポスターとチラシともに大きな修正なく承認され、そのまま印刷・配布へ進行。やり取りの中でも意図の共有ができていたため、方向性のずれが少なく、スムーズに進行できました。配布後は、LINEやSNSを通じた案内を中心に運用される予定で、紙媒体は入口として機能する設計になっています。